その肌老化は日焼けのせい?! 

その肌老化は日焼けのせい?! 正しい知識で肌を守る

夏になると、ドラッグストアや化粧品売場では色んな種類の日焼け止めが販売されていますよね。コンビニで買える携帯用もとっても便利です。テレビでも日焼け止め商品の広告を観ない日がないのではないでしょうか。
そんな日焼け止めですが、冬に向かうに連れてパッタリと見かけなくなります。

と言うことは、多くの方は夏場のみ日焼け止めを使用し、夏の終了と同時に日焼け止めを塗るのを辞めてしまうということなのでしょうか。とすると、その肌の老化は冬場に紫外線対策を怠った油断によってもたらされたものかもしれませんよ。
紫外線は夏のみに発生するものではありません。冬場の強い日差しはもちろんのこと、曇りの日でも雨の日でも一年中紫外線は同じようにあるのですから。
気になる日焼けについて考えてみましょう。

日焼けについて

皆さんは日に焼けるとどのようになりますか?人によって肌は赤くなったり、黒くなったりと様々ですよね。どちらも立派な日焼けによる症状です。
赤くなるのはUVBという紫外線を皮膚に浴びることによって起こった炎症です。簡単に言ってしまえば火傷を起こしているのです。
黒くなるのは、UVAという紫外線を体に入れまいとする皮膚の防御反応によるものです。紫外線が体に良くないと体は知っています。なのでその紫外線を体に侵入させまいと防御能力の高いメラニンが増殖し、皮膚を黒くして肌を守っているのです。

このように日焼けは紫外線によっておこります。

一昔前までは小麦色の肌は健康的だとか言われていました。

欧米では日焼けは裕福な印などともてはやされていた時代もあります。しかし研究が進むにつれて、日焼けは肌に大きなダメージを与えることが分かってきました。それが肌老化です。

紫外線を浴び続けると慢性障害として光老化が起こります。これは日焼けのように紫外線を浴びた直後に現れるものではありません。年齢を重ねるにつれその症状は出てきます。シワ、シミ、色素斑がその代表例です。

皮膚の良性・悪性腫瘍、免疫反応の低下、光線過敏症、白内障なども日に焼け続けた結果からくる症状だということが分かってきました。

もちろん日焼けによる良い面もあります。太陽の光を浴びると体内ではビタミンDが作られ体に活力を与えるので、全く不要なものだとは言えないのです。要は健康を害しない程度なら太陽の光は体に有効であって、それ以上になると病気を発生させたりするので予防するべきだと言うことです。

日焼け止めクリームのすすめ

日焼けの予防で簡単かつ一般的なのは日焼け止めクリームの使用です。近頃では飲む日焼け止めと言って、サプリメント状のものを飲めば日焼けが防げると話題になってもいるようですが、まだまだ研究開発の段階のようですね。

日焼け止めクリームは紫外線散乱剤と紫外線吸収剤の2つの成分から生成されています。
紫外線散乱剤は肌表面を覆って紫外線を跳ね返すことによって肌を守っています。一方の紫外線吸収剤は、紫外線を吸収して熱エネルギーに変えてしまうことによって肌を守っているのです。
どちらも頼もしい味方なのですが、紫外線散乱剤は肌に負担をかけない分、紫外線のブロック力は多少弱く、紫外線吸収剤は紫外線ブロック力が強いものの、紫外線を吸収する時に酸化してしまうので、肌に負担をかけるという点があります。一長一短ですね。
紫外線カット効果の高い日焼け止めを使いたいところですが、頻繁に使用するのは肌に悪影響です。

室内と室外で塗り分けたりして上手に日焼け止めクリームと付き合う方法を見つけましょう。

また塗り方にも一工夫と注意を払いましょう。

朝の洗顔後に日焼け止めを塗る習慣をつけておけば塗り忘れを防げます。日焼け止めは化粧直しをした時や汗を拭った時に落ちてしまいますので、こまめに塗り直す方が良いでしょう。

特に夏場は汗で流れ落ちてしまいますので、2~3時間おきに塗り直すようにするのがベストです。

日焼け止めを塗る時はケチらずにしっかりと塗り、肌になじませます。

昔のように真っ白になってしまう日焼け止めは随分減って、スムーズで伸びの良い物が増えています。

中にはスプレータイプや化粧下地として使用できるものまで開発されていますので、自分の好みに合わせて選んで下さい。

まとめ

紫外線対策は早いに越したことはありません。

老化防止の観点から言っても20代から十分に気をつけるべきです。

毎日の積み重ねが将来の肌老化を大きく左右するのは言うまでもありません。
夏場の日差しだけではなく、冬であっても紫外線対策はするのがベストです。

今では日焼け止めのパッケージもオシャレで可愛くなり、持ち歩くのが楽しくなるようなものもあります。
自分の肌質や好みに合った日焼け止めを活用して紫外線をブロックし、肌を守りましょう。